LinuxのVPS(仮想専用サーバー)を探している人に向けて、おすすめVPSサービスを徹底調査!
メモリ2GBクラスのLinux VPSは、12ヶ月契約なら月715円から選べます。
本記事では、国内で申し込めるLinux VPS 7社を、1ヶ月契約と12ヶ月契約の月額料金・vCPU・ストレージ・無料お試しの有無などで比較しました。
詳しい人料金とスペックだけ先に見たい方は、おすすめのLinux VPS比較表からどうぞ!
Linux VPSおすすめ7選の料金・スペック比較表
おすすめLinux VPS7社の代表プラン(2GB〜4GB)を並べた比較表です。
| サービス名 | 公式サイト | 月額料金 (1ヶ月契約) | 月額料金 (12ヶ月契約) | CPU/メモリ | ストレージ | 対応OS | 無料お試し |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ConoHa VPS メモリ2GB | ConoHa公式 | 1,259円 | 980円 | 3コア/2GB | NVMe SSD 100GB | 主要4系統 +Arch Linux +Fedora +BSD系 | なし |
| さくらのVPS メモリ2GB(石狩) | さくら公式 | 1,738円 | 1,594円 | 仮想3コア/2GB | SSD 100GB | 主要4系統 +CentOS Stream +持ち込みISO | 2週間 |
| KAGOYA CLOUD VPS メモリ2GB | KAGOYA公式 | 770円 (月額上限) | 715円 | 2コア/2GB | NVMe SSD 200GB | 主要4系統 +CentOS Stream +MIRACLE LINUX | なし |
| XServer VPS メモリ4GB | XServer公式 | 2,200円 | 1,800円 | 4コア/4GB | NVMe SSD 150GB | 主要4系統 +CentOS Stream +Fedora ほか | なし (無料VPSは受付停止中) |
| シンVPS 大容量メモリ4GB | シンVPS公式 | 1,300円 | 1,200円 | 3コア/4GB | NVMe SSD 50GB | 主要4系統 +Oracle Linux +Arch Linux +Fedora +openSUSE | なし |
| ABLENET VPS L1 | ABLENET公式 | 1,476円 | 1,130円 | 仮想2コア/2GB | SSD 40GB または HDD 100GB | 主要4系統 +Oracle Linux +MIRACLE LINUX +BSD系 | 最大10日間 |
| WebARENA Indigo メモリ2GB | Indigo公式 | 814円 (月額上限) | 814円 (1ヶ月と同額) | 2vCPU/2GB | SSD 40GB | 主要4系統 +CentOS Stream +Oracle Linux | なし |
※料金はキャンペーンを含まない通常価格
Linux VPSおすすめ比較ランキング7選
1
ConoHa VPS
総合評価
9.5/10


ConoHa VPSは、GMOインターネットが運営するVPSです。料金とスペックのバランスがよく、使いたいディストリビューションもほぼ揃っているため、Linux VPSをはじめて借りる人にとてもおすすめです。
メモリ2GBプランは12ヶ月契約で月980円、CPU3コアとNVMe SSD 100GBが付きます。WordPressサイトの公開から開発環境の構築まで、この1台でこなせる構成です。
OSはUbuntuやAlmaLinuxといった定番のほか、Arch LinuxやFreeBSDも用意されています。Docker、WordPress(KUSANAGI)、GitLabなどはアプリイメージから選ぶだけで動くため、コマンドに慣れていなくても構築が進みます。
イメージ保存は50GBまで無料。時間課金(1時間3.7円)なら最低利用期間なしで契約できるため、まず数時間だけ動かして使い勝手を確かめることもできます。



迷ったらここ。時間課金で数日だけ立ててみる、という使い方をしたい方に!
料金・スペック詳細
| 代表プラン | メモリ2GB |
|---|---|
| 月額料金(1ヶ月契約) | 1,259円 |
| 月額料金(12ヶ月契約) | 980円 |
| 時間課金 | 1時間3.7円(月額上限2,033円) |
| CPU/メモリ | 3コア/2GB |
| ストレージ | NVMe SSD 100GB |
| 初期費用 | 無料 |
| 最低利用期間 | なし(時間課金の場合) |
| 無料お試し | なし(時間課金で1時間から試せます) |
| 対応OS |
|
| バックアップ | イメージ保存50GBまで無料(自動バックアップは有料) |
| データセンター | 日本国内 |


2
さくらのVPS
総合評価
9.0/10


さくらのVPSは、さくらインターネットが石狩・大阪・東京の自社データセンターで運営するVPSです。
メモリ2GBプランは石狩リージョンで12ヶ月契約が月1,594円、1ヶ月契約が月1,738円。仮想3コアとSSD 100GBで、公式も「一般的なWebサイトやWordPressの運用に」向くプランとして案内しています。
7社でいちばん長い2週間の無料お試しが使えるのが最大の強みです。クレジットカード払いを選んだ場合、料金の支払いはお試し期間が終わってから。2週間あればOSの初期設定からWebサーバーの公開まで一通り試せるので、まず触ってから決めたい人に向いています。
サーバーを置く地域を石狩・大阪・東京から選べるのも強みです。
メモリ4GBプラン以上は品質保証(SLA)の対象になるので、クライアントの案件で使うサーバーとしても選べます。なお最低利用期間は3ヶ月です。



まず無料で触ってから決めたい方に。
2週間あれば十分、さまざまな用途で試せます。
料金・スペック詳細
| 代表プラン | メモリ2GB(石狩リージョン) |
|---|---|
| 月額料金(1ヶ月契約) | 1,738円 |
| 月額料金(12ヶ月契約) | 1,594円(年額19,118円) |
| CPU/メモリ | 仮想3コア/2GB |
| ストレージ | SSD 100GB(200GBに変更可) |
| 初期費用 | 無料 |
| 最低利用期間 | 3ヶ月 |
| 無料お試し | 2週間 |
| バックアップ | 標準・オプションともになし |
| 対応OS |
|
| データセンター | 石狩・大阪・東京 |
\ 2週間の無料お試しできる! /


3
KAGOYA CLOUD VPS
総合評価
8.8/10
KAGOYA CLOUD VPSは、カゴヤ・ジャパンが京都府けいはんな学研都市の自社データセンターで運営するVPSです。7社のなかでもっとも安く、しかもディスク容量に余裕があります。
メモリ2GBプランは12ヶ月契約で月715円、NVMe SSDは200GB。1ヶ月あたりの上限は770円で、日額28円の従量課金と安いほうが適用されます。最低契約期間がないため、数日だけの検証にも使えるのが強みです。
アプリのセットアップ機能にはDocker CEやGitLabのほか、DifyやClaude Code、LiteLLMといったAI開発向けのものが並びます。生成AIを絡めた開発環境をサーバー側に置きたい人には向いた構成です。
Difyのように複数のコンテナを動かすものは、4GBプラン以上を選ぶと安心です。スナップショットは保存容量10GBあたり日額4.4円の有料オプションとなります。



日額28円の圧倒的コスパ。コスト重視なら第一候補です!
料金・スペック詳細
| 代表プラン | メモリ2GB |
|---|---|
| 月額料金(1ヶ月契約) | 770円(月額上限) |
| 月額料金(12ヶ月契約) | 715円(年額8,580円) |
| 日額課金 | 1日28円 |
| CPU/メモリ | 2コア/2GB |
| ストレージ | NVMe SSD 200GB |
| 初期費用 | 無料 |
| 最低利用期間 | なし |
| 無料お試し | なし |
| バックアップ | 手動スナップショットは有料(10GBあたり日額4.4円)。定期スナップショットは停止中 |
| 対応OS |
|
| データセンター | 京都府けいはんな学研都市 |
\ 日額28円から・最低契約期間なし! /


4
XServer VPS
総合評価
8.6/10


XServer VPSは、エックスサーバーが運営するVPSです。全プランNVMe SSDでデータ転送量が無制限、アプリイメージも豊富で、初心者でも扱いやすいです。
いま新規で申し込めるメモリ4GBプランは、12ヶ月契約で月1,800円、4コアとNVMe SSD 150GB。4GBクラスでは割安な水準で、データ転送量も無制限です。最初から余裕のあるスペックで始めたい人に向いています。
アプリイメージにはWordPress(KUSANAGI)やDockerに加えて、Minecraftのサーバー種別(Java版・統合版・Forge・Paperなど)が細かく用意されています。イメージ保存も50GBまで無料です。



最初から4GBで余裕をもちたい方におすすめです。
料金・スペック詳細
| 代表プラン | メモリ4GB |
|---|---|
| 月額料金(1ヶ月契約) | 2,200円 |
| 月額料金(12ヶ月契約) | 1,800円 |
| CPU/メモリ | 4コア/4GB |
| ストレージ | NVMe SSD 150GB |
| データ転送量 | 無制限 |
| 初期費用 | 無料 |
| 最低利用期間 | 1ヶ月から(契約期間ぶんの一括前払い) |
| 無料お試し | なし(無料VPSは受付停止中) |
| バックアップ | イメージ保存50GBまで無料 |
| 対応OS |
|
| データセンター | 日本国内 |


5
シンVPS
総合評価
8.3/10


シンVPSは、エックスサーバーが別ブランドで提供するVPSです。メモリ単価の安さを前面に出しており、大容量メモリプランとスタンダードプランの2系統から選びます。
大容量メモリプランの4GBは、12ヶ月契約で月1,200円。vCPU3コアとNVMe SSD 50GBという構成で、アプリイメージは50種類以上あります。Claude Code、Codex CLI、Dify、Gemini CLIまでワンクリックで入るため、AI関連のツールをサーバー側で動かしたい人と相性がよいです。
イメージ保存も50GBまで無料。AI関連のイメージは4GBプラン以上での提供となるため、この構成が入口になります。月720円(月払いなら750円)の2GBプランもありますが、そちらで使えるAI系はn8nなどに限られます。最低利用期間は3ヶ月です。



Claude CodeやDifyをサーバー側で動かしたい方に向いた構成です。
料金・スペック詳細
| 代表プラン | 大容量メモリプラン 4GB |
|---|---|
| 月額料金(1ヶ月契約) | 1,300円 |
| 月額料金(12ヶ月契約) | 1,200円 |
| CPU/メモリ | 3コア/4GB |
| ストレージ | NVMe SSD 50GB |
| 初期費用 | 無料 |
| 最低利用期間 | 3ヶ月 |
| 無料お試し | なし |
| 対応OS |
|
| バックアップ | イメージ保存50GBまで無料 |
| データセンター | 日本国内(所在地の詳細は非公開) |
6
ABLENET VPS
総合評価
8.1/10


ABLENET VPSは、ケイアンドケイコーポレーションが運営する老舗のVPSです。
Linux向けのL1プランは年払いなら月額1,130円で、仮想2コアとメモリ2GBが使えます。ストレージはSSD 40GBかHDD 100GBから選ぶことができます。
最大10日間の無料試用があり、最低利用期間の縛りもありません。本番と同じ環境をそのまま試すことができます。
対応OSはUbuntu Server 14.04〜26.04やDebian 7〜13と世代の幅が広いため、古いバージョンで動かしたい環境がある場合にも選びやすいでしょう。ただし古い世代はセキュリティ更新がすでに終わっているものもあるため、公開するサーバーではサポートが続いているバージョンを選びます。
月額1,130円は、初回の割引が終わったあとの通常価格です。支払いは月払いのほか半年払いと年払いも選べ、月払いなら1,476円、年払いにすると月額換算で1,130円まで下がります。



10日間じっくり試してから決められるので、はじめてのVPSでも安心です!
料金・スペック詳細
| 代表プラン | L1(Linuxプラン) |
|---|---|
| 月額料金(1ヶ月契約) | 1,476円 |
| 月額料金(12ヶ月契約) | 1,130円 |
| CPU/メモリ | 仮想2コア/2GB |
| ストレージ | SSD 40GB または HDD 100GB |
| 初期費用 | 無料(メモリ0.5GBの下位プランのみ1,130円) |
| 最低利用期間 | なし(月払い契約の場合) |
| 無料お試し | 最大10日間 |
| バックアップ | 事業者側の障害復旧用のみ |
| 対応OS |
|
| データセンター | 大阪 |
\ 最大10日間の無料試用つき! /


7
WebARENA Indigo
総合評価
7.9/10
WebARENA Indigoは、NTTPCコミュニケーションズが東京リージョンで提供するVPSです。料金の分かりやすさが最大の持ち味になっています。
2GBプランは1時間1.27円の従量課金で、月額の上限は814円。長期契約による割引がなく、1ヶ月使っても12ヶ月使い続けても月額は同じです。初期費用も最低利用期間もないため、「まず1ヶ月だけ」「必要なときだけ立てる」といった使い方でも損をしません。
OSはCentOS Stream、Ubuntu、Rocky Linux、AlmaLinux、Debian、Oracle Linuxに対応し、WordPressを高速に動かすKUSANAGIのイメージも選べます。契約期間の計算をしなくて済むぶん、検証用のサーバーを必要なときだけ立てる使い方にも向いています。
ディスクは40GBで、スナップショットは月額上限5.5円/GBの有料オプションです。用途を絞って使うVPSと考えるとよいでしょう。



契約期間を気にせず同じ料金で使えるので、短期利用の計算がラクです!
料金・スペック詳細
| 代表プラン | 2GB |
|---|---|
| 月額料金(1ヶ月契約) | 814円(月額上限) |
| 月額料金(12ヶ月契約) | 814円(1ヶ月契約と同額) |
| 時間課金 | 1時間1.27円 |
| CPU/メモリ | 2vCPU/2GB |
| ストレージ | SSD 40GB |
| 初期費用 | 無料 |
| 最低利用期間 | なし |
| 無料お試し | なし(新規登録時に500円クーポン) |
| バックアップ | スナップショットは有料(月額上限5.5円/GB) |
| 対応OS |
|
| リージョン | 東京 |
失敗しないLinux VPSの選び方5つのポイント



Linux VPSは月額の安さだけで決めず、契約前に次の5点を確認しましょう。
- 用途から必要なメモリを逆算する
- 1ヶ月契約と12ヶ月契約の差額を見る
- 使いたいディストリビューションが選べるか確認する
- 無料お試しか時間課金で先に動かす
- バックアップとサポートの範囲を確認する
用途から必要なメモリを逆算する
VPSの料金はほぼメモリ容量で決まります。したがって、最初に決めるべきは「何をするか」です。
| 用途 | 目安のメモリ |
|---|---|
| Linuxコマンドの学習や検証 | 1GB |
| WordPressや小規模なWebサイト | 2GB |
| Dockerで複数コンテナを動かす | 4GB |
| Minecraftなどのゲームサーバー | 4GB |
| AIツールをサーバー上で常時動かす | 4GB |
迷ったら2GBなどのスペックを抑えて始めるのがおすすめです。
1ヶ月契約と12ヶ月契約の差額を見る
同じプランでも、契約期間による月額はまったく違います。
1年以上動かすと決まっているなら、値下がり幅の大きい会社を12ヶ月契約で押さえるほうが総額は安く済みます。使う期間が読めないなら、契約期間で値段が動かない会社や日額・時間課金の会社を選んでおくと、途中でやめても無駄になりません。



短く使うつもりなら、長期契約の割引率よりも「やめやすさ」で選ぶのがコツです。
使いたいディストリビューションが選べるか確認する
Ubuntu・AlmaLinux・Rocky Linux・Debianの4系統は、今回紹介したVPSすべてで選べます。とくに指定がなければ、情報量の多いUbuntuの長期サポート版から入るのが扱いやすいです。
差が出るのはそれ以外です。使いたいものが決まっている場合は、次のように候補が絞られます。
- Arch LinuxやFedoraを使いたいならConoHa VPS・シンVPS・XServer VPS
- FreeBSDなどのBSD系を使いたいならConoHa VPSかABLENET VPS
- 手持ちのISOイメージから入れたいならさくらのVPS
無料お試しか時間課金でお試ししてみる
VPSに無料期間か従量課金があるなら、契約前に一度立ててみるのがおすすめです。
- さくらのVPS
-
2週間の無料お試し
- ABLENET VPS
-
最大10日間の無料試用
- ConoHa VPS
-
時間課金で1時間3.7円から
- KAGOYA CLOUD VPS
-
日額28円から
- WebARENA Indigo
-
1時間1.27円



無料期間があるのはさくらのVPSとABLENET VPSの2社だけ。
ほかの会社でも、時間課金や日額課金を使えば数十円で1日試せます。
バックアップとサポートを確認する
見落としやすいのがバックアップです。利用者が自分で復元できる無料のバックアップが使えるのは、7社のうち3社だけです。
| サービス名 | 利用者が使えるバックアップ |
|---|---|
| ConoHa VPS | イメージ保存が50GBまで無料 |
| XServer VPS | イメージ保存が50GBまで無料 |
| シンVPS | イメージ保存が50GBまで無料 |
| KAGOYA CLOUD VPS | 手動スナップショットは有料(10GBあたり日額4.4円) |
| WebARENA Indigo | スナップショットは有料(月額上限5.5円/GB) |
| ABLENET VPS | 事業者側の障害復旧用のみ |
| さくらのVPS | 標準・オプションともになし |
大事なデータを置くなら、イメージ保存が無料で使える会社を選ぶか、別の場所へ自分でコピーする仕組みを最初から組んでおきましょう。VPSはOSより上の層が利用者の管理範囲になるため、サポートに問い合わせても復旧してもらえるのはサーバー自体の障害までです。
無料で使えるLinux VPSはあるのか
「無料でLinuxサーバーを立てたい」という人も多いと思います。



結論としては、国内の主要サービスで恒久的に無料のLinux VPSはほぼありません。
国内で申し込める無料プランは調査時点でない
国内で唯一「完全無料」をうたっているのがXServer VPSの無料VPSです。メモリ2GB以上・vCPU2コア以上・NVMe 30GBという内容で、月額の請求が発生しません。
ただし調査時点では受付が停止しています。利用にはクレジットカードの登録が必要で、管理画面から1日ごとに契約を更新する必要もあるため、放置して使い続ける前提の仕組みではありません。
無料お試しと時間課金なら数百円で試せる
費用をかけずに試す現実的な方法は、無料お試しか従量課金です。さくらのVPSの2週間、ABLENET VPSの最大10日間なら、期間内は費用がかかりません。
KAGOYA CLOUD VPSは日額28円、WebARENA Indigoは1時間1.27円、ConoHa VPSは1時間3.7円です。1日だけ立てて消せば、いずれも100円以内で済むでしょう。WebARENA Indigoには新規登録時に500円分のクーポンも用意されています。
海外VPSの無料枠を使うときの注意点
海外VPSまで含めると選択肢があります。Oracle Cloudには時間の制約がない「Always Free」の枠があり、Arm系のAmpere A1コアとメモリ12GBを1台または2台の仮想マシンとして動かせるのが特徴です。30日間の無料トライアルが終わってもAlways Freeの部分は続けて使えます。
一方で、国内サービスと同じ感覚では使えません。たとえば管理画面は、VPSのシンプルな管理画面に慣れた人には初期の学習量が増えます。トラブル時に自力で調べて解決する力も必要です。
もう1つ気をつけたいのがCPUの種類です。Always Free枠のAmpere A1はArm系のため、x86向けに配布されているソフトやDockerイメージがそのままでは動かない場合があります。



本番のサイトを置くなら、無料枠より月715円からの国内VPSのほうが結果的に安心です。
Linux VPSとWindows VPSはどちらを選ぶべきか
VPSにはLinuxを入れるものとWindows Serverを入れるものがあります。同じスペックでも料金が変わるため、用途から決めるのが基本です。
料金差はWindowsのライセンス料で生まれる
Windows Serverは有償のOSです。そのライセンス料がそのまま月額に乗ります。
同じ会社の同じスペックで比べると差がはっきりします。ABLENET VPSの場合、仮想2コア・メモリ2GBの構成でLinuxプランが月1,130円、Windowsプランが月2,208円(どちらも年払いの更新後価格)。差額は月1,078円で、ほぼ2倍です。なおWindows側の2GBは増量中の一時的な仕様で、基本のメモリは1GBです。
Windowsが必要ないなら、その分をメモリやディスクの上位プランに回したほうが快適になります。
Linuxを選ぶ人・Windowsを選ぶ人
判断の仕方はシンプルで、Windowsでしか動かないソフトを使うかどうかで分かれます。
Linux VPSが向いている人
- WordPressやWebサイトを自分で運用したい
- DockerやGitLabで開発環境を作りたい
- Minecraftなどのゲームサーバーを立てたい
- 月額を抑えたい
Windows VPSが向いている人
- MT4・MT5でFXの自動売買を動かしたい
- Windows専用のソフトを常時動かしたい
- コマンド操作ではなく画面を見ながら操作したい



Windows VPSの選び方は別の記事にまとめていますので、こちらをご覧ください。


Linux VPSに関するよくある質問
Linux VPSの月額費用はいくらですか?
各社メモリ2GBプランで比較すると、目安として、12ヶ月契約で月715円〜1,594円、1ヶ月契約で月750円〜1,738円です。12ヶ月契約の下限はKAGOYA CLOUD VPS、1ヶ月契約の下限はシンVPSで、上限はいずれもさくらのVPSでした。
メモリ1GBで足りるなら、KAGOYA CLOUD VPSの12ヶ月契約で月506円まで下がります。
Linuxのコマンドが分からなくても使えますか?
最初の構築だけなら、コマンドをほとんど使わずに進められます。ほとんどのVPSサービスがアプリイメージを用意しており、WordPressやDocker、Minecraftのサーバーは管理画面から選ぶだけで動く仕組みです。
ただし公開後の運用、例えば以下のようなものは自己管理になります。
- SSL証明書(Let’s Encrypt)の発行と更新
- OSとミドルウェアのセキュリティ更新
- ファイアウォールの設定
- メール送信用のSMTPの用意
まったく触りたくない場合は、VPSではなく共用のレンタルサーバーを選びましょう。
永久無料のLinux VPSはありますか?
国内ではXServer VPSが無料VPSを用意していますが、調査時点では受付が停止中です。海外まで含めるとOracle CloudのAlways Free枠があり、こちらは時間の制約なく使えます。
本番のWebサイト用なら、無料にこだわらず月715円から使える国内VPSを選んだほうが運用は安定します。
VPNとVPSの違いは何ですか?
名前が似ているだけで、役割は別物です。VPSは自分専用のサーバーを借りる仕組みで、Webサイトやアプリを動かす場所になります。
VPNは通信を暗号化して安全な経路を作る仕組みで、サーバーを借りるものではありません。なお、Linux VPSを借りて自分専用のVPNを構築するという使い方はできます。
レンタルサーバーとLinux VPSはどちらがよいですか?
WordPressでブログやサイトを公開したいだけなら、共用のレンタルサーバーで足ります。管理画面から操作でき、OSの管理も事業者側がやってくれます。
Linux VPSが向くのは、管理者権限を使って自分で環境を作りたい場合です。好きな言語やミドルウェアを入れる、Dockerを動かす、ゲームサーバーを立てる、常時起動しておきたいプログラムがある、といった用途では、共用のレンタルサーバーでは難しく、VPSが必要です。



おすすめの共用サーバーについては、以下の記事をご覧ください。













