「VPSを使ってみたいけど、どのサービスを選べばいいか分からない」「さくらのVPSって実際どうなの?」こんな疑問を抱えている方は多いはず。
さくらのVPSは、東証プライム上場企業のさくらインターネットが2010年から提供している老舗VPSサービスです。月額643円(税込)から始められて、クレジットカード払いなら2週間の無料お試し期間も付いています。
この記事では、さくらのVPSの料金プラン・スペック・メリットデメリット・利用者の評判まで、契約前に知っておきたい情報をひと通りまとめました。VPS選びの参考にしてみてください。
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さくらのVPSとは?

さくらのVPSは、仮想化技術「KVM」を採用した仮想専用サーバーサービスです。専用サーバーに近い自由度と、クラウドのような拡張性を兼ね備えています。
レンタルサーバーとの大きな違いは、root権限が付与されること。OSやアプリケーションを自分で選んでインストールでき、サーバー環境を好きなようにカスタマイズできます。
さくらのVPSの運営会社と信頼性
運営元は、1996年創業のさくらインターネット株式会社。国内のインターネットインフラを長年支えてきた企業です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | さくらインターネット株式会社 |
| 設立 | 1999年8月(創業1996年) |
| 上場 | 東証プライム市場(証券コード:3778) |
| 資本金 | 112億8,316万円 |
| 従業員数 | 997名(連結) |
| データセンター | 東京・大阪・石狩(国内自社運営) |
| 取得認証 | ISMS、PCI DSS、プライバシーマーク等 |
上場企業が自社データセンターで運営しており、安定性・信頼性ともに高い水準にあります。VPSサービスの開始は2010年。15年以上の運用実績が積み重なっています。
さくらのVPSの主な機能と特徴
サーバー運用に必要な機能がひと通り揃っています。主要な機能は以下のとおり。

- コントロールパネル
- スタートアップスクリプト
- パケットフィルター
- ローカルネットワーク
- スケールアップ
- NFS
24時間365日の有人監視体制でサーバーの稼働状況を常時チェック。ネットワーク疎通監視サービスも無料で使えます。
さくらのVPSの料金プランとスペック一覧
さくらのVPSの料金プランはLinux系の標準プランが7種類、Windows Server向けが6種類。全プラン共通で初期費用は無料です。

さくらのVPSのLinux系プラン(512MB〜32G)
リージョン(データセンターの場所)ごとに料金が異なり、石狩が最安、東京が最も高くなります。以下は石狩リージョンの料金表です。
| プラン | 月額 | 年額 (月換算) | CPU | メモリ | SSD |
|---|---|---|---|---|---|
| 512MB | 643円 | 590円 | 1Core | 512MB | 25GB |
| 1G | 880円 | 807円 | 2Core | 1GB | 50GB |
| 2G | 1,738円 | 1,594円 | 3Core | 2GB | 100GB |
| 4G | 3,520円 | 3,227円 | 4Core | 4GB | 200GB |
| 8G | 7,040円 | 6,454円 | 6Core | 8GB | 400GB |
| 16G | 13,200円 | 12,100円 | 8Core | 16GB | 800GB |
| 32G | 26,400円 | 24,200円 | 10Core | 32GB | 1,600GB |
12ヶ月一括払いにすると約1ヶ月分お得になる計算です。まずは月払いで試して、長期利用を決めたら年額払いに切り替えるパターンが無駄のない使い方でしょう。
東京リージョンだと512MBプランが月額698円、大阪リージョンが月額671円。差額はわずかなので、自分の所在地や応答速度を考慮して選んでみてください。
共通のネットワーク仕様として、データ転送量は無制限です。そのほかの主な仕様は以下のとおり。
- インターネット回線:100Mbps共有
- ローカルネットワーク:1Gbps共有
- グローバルIPアドレス:IPv4×1、IPv6×1
対応OSも幅広く揃っています。
- AlmaLinux 8 / 9 / 10
- Rocky Linux 8 / 9 / 10
- Ubuntu 22.04 / 24.04
- CentOS Stream 9
- Debian 11 / 12
- KUSANAGI 9
ISOイメージによるカスタムインストールにも対応しているため、上記以外のOSを入れることも可能です。
さくらのVPS for Windows Serverのプランと料金
Windows環境が必要な方向けに、専用プランも用意されています。
| プラン | 月額 | 年額(月換算) | CPU | メモリ | SSD |
|---|---|---|---|---|---|
| W1G | 1,485円 | 1,362円 | 2Core | 1GB | 50GB |
| W2G | 2,750円 | 2,521円 | 3Core | 2GB | 100GB |
| W4G | 5,390円 | 4,941円 | 4Core | 4GB | 200GB |
| W8G | 10,780円 | 9,882円 | 6Core | 8GB | 400GB |
| W16G | 20,790円 | 19,058円 | 8Core | 16GB | 800GB |
| W32G | 42,240円 | 38,720円 | 10Core | 32GB | 1,600GB |
リモートデスクトップ接続でWindowsを操作でき、Microsoft Office 2024(LTSC Professional Plus)のインストールにも対応しています。FX自動売買やWindows専用ソフトの常時稼働など、自宅PCを24時間つけっぱなしにしたくない方に重宝されています。
なお、Microsoft Officeの利用にはSALライセンス(初期費用3,740円)が別途必要です。追加オプションの料金は以下のとおり。
- SQL Server Web Edition 2022:月額1,100円/コア(最低4コア)
- リモートデスクトップSAL:月額1,320円
- Microsoft Office SAL:初期費用3,740円

さくらのVPSの初期費用・オプション料金
初期費用は全プラン無料。サーバー作成にあたって追加の費用はかかりません。
SSD容量を増やしたい場合は、ストレージ変更オプションを利用できます。手数料は1回きりの支払いです。
| プラン | 標準容量 | 変更後 | 手数料 |
|---|---|---|---|
| 512MB | 25GB | 50GB | 550円 |
| 1G | 50GB | 100GB | 1,100円 |
| 2G | 100GB | 200GB | 2,200円 |
| 4G | 200GB | 400GB | 4,400円 |
もっと大きな容量が必要なら、NFS(追加ストレージ)を月額880円(100GB)から追加できます。
さくらのVPSのメリット5つ
さくらのVPSを選ぶ利点は主に次の5つです。
- 月額643円〜の低価格で始められる
- クレジットカード払いなら2週間の無料お試し期間がある
- 国内データセンターで24時間365日有人監視
- スタートアップスクリプトで初期設定を自動化できる
- 上位プランへのスケールアップに対応
月額643円〜の低価格で始められる
VPSサービスのなかでも、さくらのVPSの料金設定はかなり控えめです。512MBプラン(石狩)なら月額643円、年額払いだと月あたり590円まで下がります。
「VPSに触れてみたいけど、お金はあまりかけたくない」方には手の届きやすい価格帯。初期費用もゼロなので、月額のサーバー代だけで始められます。
2週間の無料お試し期間がある
クレジットカード払いを選べば、全プランで2週間の無料お試しが可能。お試し中は最大2台まで同時にサーバーを立てられるので、プランに迷ったら実際に使い比べてみるのも手です。
2週間以内にキャンセルすれば料金は発生しません。本番運用のつもりで触ってみて、納得したら本登録に進む流れになります。
詳しい人お試し期間中は発信帯域が10Mbpsに制限され、外向き25番ポートも閉じられます(本登録後約72時間で解除)。本番環境とまったく同じ条件ではない点には注意してください。
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国内データセンターで24時間365日有人監視
さくらインターネットは東京・大阪・石狩に自社データセンターを構えています。専門技術者が24時間365日体制でサーバーを有人監視しており、障害時の対応力は高い水準。
ISMS、PCI DSS、プライバシーマークなど複数のセキュリティ認証も取得済み。法人利用者にとっては心強い判断材料になるはずです。
スタートアップスクリプトで初期設定を自動化できる
さくらのVPSなら、スタートアップスクリプト機能でこれらの初期設定を自動化できます。
あらかじめ用意されたパブリックスクリプト(WordPressの自動構築など)を選ぶだけでOK。自作スクリプトの登録もできるため、同じ環境を何度も構築するような場面で特に威力を発揮します。
上位プランへのスケールアップに対応
「最初は小さく始めて、必要になったらスペックを上げたい」。そんな運用方針にも対応しています。
コントロールパネルから上位プランへ変更するだけで、CPUコア数・メモリ・SSD容量をまとめて引き上げ可能。サービスの成長に合わせて段階的にスペックを増強していけます。
さくらのVPSのデメリット・注意点
メリットだけでなく、契約前に知っておくべき注意点も押さえておきましょう。
最低利用期間が3ヶ月ある
最低利用期間は3ヶ月。「1ヶ月だけ試したい」という使い方には向きません。
ただ、2週間の無料お試し期間があるので、契約前に使い勝手は確認できます。お試し期間中にキャンセルすれば費用はかからないため、まず無料で触ってから判断するのが得策です。
下位プランへのスケールダウンができない
上位プランへのスケールアップは可能ですが、下位プランへのスケールダウンには対応していません。
迷ったら小さいプランから始めるのが鉄則。足りなくなったら上位に変更すれば済みますが、その逆はできません。プラン選びは慎重に。
標準ではバックアップ機能がない
標準・オプションともにバックアップ機能は提供されていません。データを守るには、自分で仕組みを用意する必要があります。
主な対処法は以下の2つ。
- 複数台構成でデータを分散させる
- 手動でローカルにバックアップを保存する
さくらインターネットではAcronis Hostedバックアップサービスとの連携導線も用意されているので、自動バックアップが必要な方は別途確認してみてください。
回線速度は100Mbps共有
インターネット回線は100Mbps共有です。他社VPSのなかには1Gbps〜10Gbpsの帯域を用意しているところもあるため、回線速度を重視する方にはやや物足りないかもしれません。
とはいえ、個人ブログや中小規模のWebサービスなら100Mbpsで問題ないケースがほとんど。大量のトラフィックを捌く必要がある場合は、上位のさくらのクラウドも選択肢に入ってきます。
さくらのVPSの評判・口コミ
さくらのVPSを実際に使っている方の声を、良い評判・悪い評判に分けて紹介します。
さくらのVPSの良い評判



コントロールパネルがわかりやすくて助かりました。初めてVPSを触ったときでも、そこまで迷わず使えました。



長く使っていますが、大きなトラブルに当たったことはありません。安定して運用しやすい印象です。
料金の安さ、管理のしやすさ、長年の運営による安定感に評価が集まっています。VPS初心者が最初に選ぶサービスとして支持されている印象です。
さくらのVPSの悪い評判



最低利用期間が3ヶ月あるので、短期だけ使いたいときは少し使いにくいです。



プラン変更でスケールダウンできないのは不便でした。もう少し柔軟に変更できるとうれしいです。
最低利用期間やプラン変更の自由度、回線速度、バックアップ面には注意が必要です。ただし、こうした点をあらかじめ理解したうえで使うなら、価格と安定性のバランスがよいサービスといえます。
さくらのVPSはこんな人におすすめ


どんな人にさくらのVPSが向いているのか、用途別に整理しました。
コストを抑えてVPSを使いたい人
月額643円〜は業界でも屈指の低価格帯。初期費用も無料です。「VPSを初めて使う」「練習用にサーバーを1台持っておきたい」といった方にちょうどいい選択肢になります。2週間の無料お試しがあるので、お金をかけずに実機で操作感を確かめられるのもポイント。
Webサービスやブログを運用したい人
スタートアップスクリプトでWordPressの環境構築を自動化でき、超高速CMS実行環境のKUSANAGIにも対応。表示速度にこだわったサイト構築が可能です。
アクセスが増えてきたらスケールアップで対応できるため、小さく始めて大きく育てていく運用スタイルと相性がよいでしょう。
Minecraftのマルチサーバーを立てたい人
Minecraftのマルチプレイサーバー構築に公式対応しています。申し込み時にMinecraft用途を選ぶだけで、サーバーのセットアップが完了。
友人同士で遊ぶ程度なら2Gプラン(月額1,738円〜)あたりが目安です。プレイヤーが増えたらスケールアップで対応すればOK。
Windows環境をリモートで使いたい人
さくらのVPS for Windows Serverを使えば、リモートデスクトップでWindows環境にアクセスできます。Microsoft Office 2024(LTSC Professional Plus)のインストールにも対応しており、SALライセンスを追加すればOffice環境も整います。
FX自動売買ツールの24時間稼働、外出先からのWindows作業、Windows専用ソフトの常時運用など、自宅PCの代わりとして使っている方が多いプランです。




さくらのVPSの申し込み方法と利用開始までの流れ
リージョン(東京・大阪・石狩)、料金プラン、ストレージ変更オプションを選びます。WordPress・Minecraftなど、用途に合わせたセットアッププランも選択可能。


会員IDの取得(またはログイン)、サーバーの設定、支払い方法の選択、電話番号認証を行います。
クレジットカード払いならお試し期間終了後に決済。銀行振込・請求書払いの場合は先払いです。
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さくらのVPSに関するよくある質問
さくらのVPSとレンタルサーバーの違いは何ですか?
レンタルサーバーは複数ユーザーで1台のサーバーを共用し、システム設定の自由度は限定的です。さくらのVPSは仮想化技術で独立した環境が割り当てられ、root権限でOSやアプリケーションを自由にインストール・設定できます。
さくらのVPSとさくらのクラウドの違いは何ですか?
さくらのクラウドはCPU・メモリ・ディスク容量を柔軟に変更できるのが強みです。さくらのVPSは用意されたプランでのスケールアップのみですが、その分料金が安く抑えられています。低コスト重視ならVPS、リソースの柔軟な変更が必要ならクラウドを選ぶのがよいでしょう。
さくらのVPSでプラン変更はできますか?
上位プランへのスケールアップは、コントロールパネルからいつでも申請できます。ただし、下位プランへのスケールダウンには対応していません。
さくらのVPSでバックアップはとれますか?
標準・オプションともにバックアップ機能は提供されていません。複数台構成でデータを分散させる、手動でローカルに保存するなどの方法で対応する形になります。Acronis Hostedバックアップサービスとの連携導線も用意されているため、別途確認してみてください。
さくらのVPSの支払い方法は何がありますか?
支払い方法は以下の4種類。
- クレジットカード(VISA / MasterCard / JCB / AMEX / Diners Club):手数料無料
- 銀行振込:振込手数料は自己負担、入金確認まで1〜2営業日
- 請求書払い:手数料550円(4G以上またはNFS 400GB以上を含む場合は無料)、入金確認まで1〜2営業日
- 自動口座振替:手数料無料、引き落とし開始まで2〜3ヶ月
さくらのVPSで使えるOSは何ですか?
使用できるOSは以下の通りです。ISOイメージを使えば、公式ラインアップ以外のOSもインストール可能です。
- AlmaLinux
- Rocky Linux
- Ubuntu
- CentOS Stream
- Debian
- KUSANAGI
さくらのVPSの評判・特徴まとめ
さくらのVPSは、月額643円〜の低価格と老舗ならではの安定感を両立したVPSサービスです。
VPS初心者が最初の1台に選ぶにも、中小規模のWebサービスを堅実に運用するにも、ちょうどいいバランスのサービスと言えるでしょう。
クレジットカード払いを選べば、2週間の無料お試し期間を活用できます。費用をかけずにサーバーの操作感や性能を確認可能。気になった方は、まず無料お試しから始めてみてください。



2週間のお試し期間中にキャンセルすれば料金は一切かかりません。「合わなかったらやめればいい」くらいの気持ちで、気軽に試してみるのがおすすめです。
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